お客様から相談を受けて、わからないことがあればメンバーの専門家と連携。相続に詳しい専門家に相談できることが、私にとって、とても心強く感じています。
不動産業・行政書士
長尾影正さん
プロフィール »
不動産業には相続の知識が必要と考えた
不動産業を営んでいると、お客様から相続の相談を受けることがあります。
相続の勉強をしておきたいと思っていたときに、保険営業の人から相続アドバイザー協議会の養成講座を教えてもらいました。
相続には、法律、税金、保険のことなどいろいろな知識が必要になってきます。
講座は期待していた以上の内容で、これらのことを弁護士、司法書士、税理士、FPなど各専門家から学ぶことができて、とても勉強になりました。
それぞれ視点も違えば、問題となった事例も異なり、相続で起こり得るさまざまな事例を聞けたことが大きかったと思います。
受講後も、卒業生による勉強会「相続寺子屋」に参加して、常に最新の情報を学び、他のメンバーの事例を参考にしています。
また、お客様から相談を受けて、わからないことがあれば、メンバーの専門家と連携して対応しています。相続に詳しい専門家に相談できることが、私にとって、とても心強く感じています。相続について学ぶことができただけでなく、そのような方々と知り合いになることができたことにも、とても感謝しています。
さらにお客様の役に立つと考え、行政書士の資格を取得
2013年に行政書士の資格も取得しました。
相続相談が発生したときにお客様の役に立つと考えたからです。
相続の場面では不動産が動くケースもあります。
例えば、親がなくなって実家を相続することになったものの、子どもには既に家があり、住む予定がないという場合、行政書士として遺産分割協議書を作成、不動産屋として売却と、仕事の幅も広がります。
お客様からのご相談は、HPを見たお客様から直接お問い合わせが入ることもありますし、仲間からのご紹介もあります。
また、年に5、6回、私一人で開催しているセミナーがあるほか、税理士と組んでの相談会、知的障害などの子どもを持つ親の会での相談会やセミナーでも話をすることがあり、その参加者から個別にご相談をいただくことがあります。
家族信託セミナーでお客様との関係構築
相続について学びを深めていくうちに、家族信託を知りました。
現在では、「家族信託・不動産・相続の専門家」としてブランディングしています。
家族信託についてのセミナーを開催することもあり、家族信託をメイン業務の一つとして取り組んでいます。
相続に至る前に、ご家族で集まっていただき、今後の生活のことや相続についての話し合いを持つことができたケースもあり、「家族で話し合うことができて安心した」と喜んでもらえたときは、私も嬉しい気持ちになりました。
家族信託を組んだ後、親の認知症が進行して施設に入所することになった際には、ご自宅の売却も手掛けることがあります。お客様には、介護の資金を作ることができたと喜ばれたこともありました。そのようなお客様のお役に立つことができたときは、家族信託について一生懸命学んできて良かったと思います。
協議会での学びを通じてお客様のお役に立つことができるようになり、この仕事にとてもやりがいを感じています。これからもより一層、自分を磨いていきたいと思います。
対応事例1:行政書士と不動産業で2度、お客様の役に立つ
親がなくなって実家を相続することになったものの、子どもには既に家があり、住む予定がないというケースのご相談でした。行政書士として遺産分割協議書を作成し、不動産屋としてご実家の売却を行いました。不動産会社としては賃貸管理が半分以上、私個人の業務としては不動産売買と行政書士業務が半々と、仕事の幅を広げています。
対応事例2:家族信託を組んだことで親の介護資金を捻出できた
家族信託を組んだ後、親御さんの認知症が進行して施設に入所することになった際には、ご自宅の売却も手掛けることがあります。お客様には、介護の資金を作ることができたと喜ばれたこともありました。そのようなお客様のお役に立つことができたときは、家族信託について一生懸命学んできて良かったと、私も嬉しい気持ちになりました。
長尾 影正さん
行政書士長尾影正事務所
住まいる株式会社(不動産業) 代表取締役
行政書士
家族信託専門士
1974年、神奈川県湯河原町生まれ。1998年から2社で不動産業に従事し、2008年独立。
2009年(第18期)、相続アドバイザー協議会の養成講座を受講、2013年、行政書士資格を取得。2016年に家族信託専門士となる。