カテゴリー : 寺子屋, 関東

第72回相続寺子屋『不動産知識を活用した !!相続コンサルティング』の報告です。
講師は石川真樹氏 (14期生 ㈱東京アプレイザル)です。

視点の多面性に驚きました。
多面的にみなければ、クライアントの利益を損ないます。
事例を基にこれらのことが実感できました。

財産評価と時価は乖離しています。
この乖離が問題の根源となります。
お客様から財産診断を受けるとき、とりあえずの試算ではだめです。
しっかりとした調査をしなければこの乖離がわからないからです。

コンサルに時間の概念を入れることも重要です。
賃貸マンションを相続する。
しかし近い将来大規模修繕が必須な建物です。
「この修繕費を別途、相続させてくれ」
と言って遺産分割がまとまるでしょうか。
生前に大規模修繕を行い相続させてあげる。
修繕を行っても相続財産評価は変わりません。

等々。時間の概念を考慮すると様々な問題が浮き彫りにされます。

事例ごとに、今度はどんな視点が出てくるか楽しくなる講座でした。
有意義なお話ありがとうございます。