3月22日に第2回東海地区相続寺子屋を開催しました。
場所:ウイングあいち(名古屋駅前)
テーマ「死因贈与」
講師からの説明
親から見て子供たちが必ずもめそうな時、既に生前からもめている時で、この土地だけは誰々に相続したいという意思がはっきりしている場合に有効な手段として死因贈与による仮登記をすることがある。
諾成契約なので遺贈や遺言とは違う。
判決登記によって覆ることもあるが、他の相続人に対する心理的効果は大きい。
また素早く手続きが出来るというメリットがある。ただし、完全な方法ではないので、注意をしながら行うことが肝要。
(他の参加者から)
・相続時精算課税制度や信託などと比較しながら状況に合わせていくことが大事だが、現場では有効な選択肢として確保すべき。
・相続開始後に他の相続人がびっくり!ということでは、養子縁組に似ているかもしれない。 ・関連するが、信託については新しい話題であり、今後さらに勉強したい。
・遺言や遺贈に加え、死因贈与契約を活用できるとさらに確実。
(他の話題)
・相続アドバイザーのスタンスの取り方によって紛争の種を蒔いてしまうことがある。など意見交換がなされた。
・最後に夫婦問題カウンセラーの仕事の話を興味深く聞かせていただいた。
次回の予定
5月24日(木)18時~20時
ウインクあいち1306会議室