カテゴリー : 相続アドバイザー養成講座

4月17日相続アドバイザー養成講座の第3講座が行なわれました。

題目は「相続税の計算方法」です。
講師は佐藤治夫氏(税理士)です。

講座で何度も繰り返し言われたのが
①法定相続人を間違えないこと。
②相続税の総額が計算出来ること。
③配偶者控除がわかること。

①を理解するため、間違いやすい例題を行いました。
民法の相続人と異なることに注意が必要です。
相続人を間違えると遺産分割が無駄になるのと同様、法定相続人を間違えると相続税の額が大きく変わります。

お客様が知りたいのは②の総額です。
課税総額に税率をかけるのではなく、課税総額を法定相続人が法定相続分で取得したと仮定した金額にそれぞれ税率をかけることがポイントです。
ここが間違いやすいところです。
相続税総額を概算でも計算出来るようにしたいです。

そして控除の額が大きい③をおさえることが大切です。
計算式を覚えることより次の二つが重要です。
・配偶者は法定相続分までならいくら取得しても課税されない。
・法定相続分を超えても、1億6千万円までなら課税されない。

相続税は特殊な計算をします。
計算はソフトが行ってくれますが、計算の仕組みを知ることは大切です。
仕組みを知ることがコンサルに役立つからです。

2時間という短い時間の中で、ポイントを適確にお話して頂きました。
「何を知っておくべきか」
が理解できたと思います。
ありがとうございます。