本日は第35期SA養成講座Bグループの2講座が行われました。
第6講座 相続に活かす、権利を守る為の成年後見制度
中野千津香氏(行政書士)
第7講座 信託を活用した相続実務
松原由香里氏((有)ビクトリー SA協議会理事)
この2講座は関連性が強いです。
意思能力が衰えた後に利用するのが成年後見制度で、衰えることに備えて行う対策のひとつが信託だからです。
中野氏のお話から、その人らしく生活するため、その人の権利を守る(獲得する)ため、成年後見制度の必要性を感じます。
この想いがないと出来ない(やってはいけない)仕事です。
松原氏のお話から信託の万能性を感じます。
しかし万能だから故、モラルが守られないことへの危惧があります。
後見制度のように家庭裁判所の監督下で行うものではありません。
当事者の倫理観、そして信託を提案していく相続アドバイザーの役割が重要です。
お二人に共通しているのは、制度の本質をしっかりと理解し、誰のために行うのかという軸がぶれずに実務を行っていることです。
「軸がぶれずに」
このことが最も大切であり、ここがぶれることが危惧される制度です。
この制度に携わるアドバイザーの責任の大きさを感じる講座でした。
ありがとうございます。
中野千津香氏
松原由香里氏