9月12日(土)相続アドバイザー養成講座が開講しました。
今回は土日を1グループ5講座とし4グループ合計41時間20講座で構成されています。
12日13日は第1グループです。
開校にあたり平井理事長より挨拶がありました。
数ある講座からSA養成講座を選んでいただいたお礼と、志を高く持ち、共に学べることの感謝の意を述べました。
第一講座
相続の基本と仕組み
野口賢次氏(SA協議会副理事長 (有)アルファ野口)
この講座だけ3時間講座です。
最初の2時間で法律編税務編と相続の総観図をお話しました。
単なる総観図ではなく、実務での注意点・ポイントです。
レジメがそのままバイブルになります。
最後の1時間が相続に取組む心の問題。
相続は勝っても負けても不幸になります。
相続を法律問題にしないことが重要です。
多くは兄弟喧嘩です。
しっかりアドバイスをすれば問題が解決します。
そのためには、相続人にとって何が幸せか、本質を見抜く目、そして幸せに導く人間力が大切です。
アドバイザー自身が日々、知識、人格を高める訓練を続けなければなりません。
相続アドバイザーが目指す方向性を示したお話でした。
第2講座
相続人の確定と戸籍、登記簿の読み方。
田中康雅氏(SA協議会理事 司法書士)
相続の手続で一番初めに行うのが相続人の確定です。
相続人を確定させるためには、戸籍を出生~死亡まで揃える必要があります。
前の戸籍の相続人確定に必要な項目が全て、後の戸籍に記載されないからです。
後半は不動産相続の登記簿の見方です。
遺言を使って登記したのか、遺産分割で行ったのか、原因が違っても登記事項証明書上からは解らないことがあるため注意が必要です。
登記事項を見て、どのように相続手続をすすめていくかを読み取る大切さをお話しました。