カテゴリー : 相続アドバイザー養成講座

5月15日相続アドバイザー養成講座の第6講座が行なわれました。

題目は「相続に活かす、権利を守るための成年後見制度」です。
講師は中野千津香氏(行政書士)です。

後見とは
「その人らしく」生きてもらうための制度。
この想いが軸となり講座が進められていきます。

まずは基本的な制度の概要です。
法定後見と任意後見の違い。
法定後見は家庭裁判所へ申立て、後見人を選任する審判を求めます。
任意後見は任せる人、任せられる人の契約を公証役場で行います。
両制度の手続、必要書類、費用等々、重要なポイントを話されました。
(レジメに解りやすく解説されています)

後見人の必要性、出来ること、出来ないこと。
ここは現場のお話です。
法律どおりには現場ではいかないことが多いのが後見です。
特に身寄りがない方の場合、親族が本来行うことを求められます。
遺骨の引き取り手が無い場合、納骨するまで自宅に置いておくこともあるそうです。

最後に事例を紹介されました。
「その人らしく」
暮らしてもらうための中野氏の奮闘記です。

後見の後は相続がまっています。
アドバイザーとしては必須の知識です。
そして、法律知識だけではない、後見の現場を垣間見れた貴重な講座でした。
ありがとうございます。