No.217 平等に不平等を持ち込む[野口レポート]
現在の相続制度(均分相続)は平等ですが公平ではありません。だが、平等と公平はどこが違うのか解かりづらいものです。 それではお正月のお年玉をイメージしてみましょう。袋のなかには高校生の長男が1万円、中学 …
No.216 使用貸借の落とし穴[野口レポート]
親の土地の上に子が家を建てる。ふつう親は子から地代はもらいません。親族や親しい縁者などに土地や建物を無償で使わせることはよくあります。これを使用貸借と言います。 この使用貸借は無償なので借地借家法は適 …
No.215 贈与の気持ちで相続を[野口レポート]
正月15日を「上元」、10月15日を「下元」、そのあいだにある7月15日を「中元」と言い、古く中国では大事な祭日でした。 品物に託し感謝の気持ちを伝える中元歳暮、「いつもお世話になります。ほんのおしる …
No.214 ほんの少しのおせっかい[野口レポート]
お客様の紹介でAさん(老婦人)が相談にみえました。30数年前に父親が亡くなり、まだ相続手続きをしていません。遺産である40坪の自宅土地は亡くなった父親名義のままです。名義を変えてほしいとの相談です。相 …
No.213 相続なでしこ[野口レポート]
塾長を務めている野口塾には3つの集団があります。そのひとつが早朝勉強会です。塾生は、税理士・司法書士・行政書士・土地家屋調査士・不動産鑑定士・一級建築士・生保FP・不動産業・介護支援業など、相続に情熱 …
No.212 正直に生きる[野口レポート]
女優でタレントの磯野貴理子さんが、小学生時代の社会見学の様子をエッセーに書いています。 訪問先のゴミ処理場見学に先立ち、先生から注意がありました。「皆さん、静かに見学しましょう。汚くても臭くても決して …
No.211 天国と地獄[野口レポート]
『三船敏郎演じる製靴会社の常務(権藤金吾)へ誘拐犯人から電話が入ります。犯人は子供を取り違え誘拐してしまいました。 だが、オマエが払えと身代金を要求してきます。権藤に身代金を払う義務はありません。しか …
No.210 天職と恩返しのできる幸せ[野口レポート]
石油業界に見切りをつけ、相続特化の不動産屋を目指し、宅建試験に挑戦したのが平成6年でした。もう20年も前の話です。 世は高齢化から高齢社会に突入し、相続は増え続けています。全ての業種は相続を避けて通る …
No.209 相続土地売却と取得費加算[野口レポート]
芝居やドラマでも主役がいれば必ず脇役がいます。スポットライトを浴びる主役に対し脇役は陰にかくれ目立ちません。 相続税の基礎控除が改正され、平成27年1月1日以降の相続から適用となります。相続人は母(配 …
No.208 御慶(ぎょけい)[野口レポート]
ある新聞の元日のコラムに目がとまりました。正月落語でおなじみの「御慶」の話が載っています。以下は抜粋です。 『元日はおめでたい言葉で始めたい。落語の「御慶」が正月の一席として好まれるのは八五郎が富くじ …