6月20日相続アドバイザー養成講座の第15講座が行なわれました。
題目は「続と事業承継をめぐる問題点」です。
講師は斎藤紀明氏(㈱国土工営)です。
「事業承継に相続のコンサルは欠かせない」
最初に紹介した二つの事例からこのことがよく解りました。
レジメの最後の2ページが事業承継の総観図のようになっています。
アドバイザーとして全体を見渡し、個々をチェックするのに適しています。
チェックする個々の要点をお話して頂きました。
〇株式の承継方法
〇遺産未分割時の議決権の行使方法
〇会社法 種類株式 適正な株主総会の必要性
〇経営承継円滑化法による民法特例
〇事業承継に係る納税猶予
〇その他
民法特例・納税猶予は現在わずかしか利用されていませんが、制度の概要をクライアントに説明することは重要です。
使える人にとっては有用な制度のため「こんなよい話しを何故教えてくれなかったんですか」と言われないためです。
また、この制度を切り口にすると事業承継のポイントが抑えられるようです。
養成講座20講座中で事業承継に関する講座は今回だけです。
2時間という時間で全体を詳細に学ぶのは不可能です。
しかし、今回の講座で事業承継の全体像、そしてアドバイザーとして何を学べばよいかが解ったと思います。
そして事業承継にアドバイザーの役割が果たせる機会がたくさんあることを学びました。
※レジメが素晴らしいです。(斎藤氏が伝えたいポイントが明快に書かれています)
ありがとうございます。