50歳を前にGスタンドを廃業し、一念発起して宅建の国家試験に挑戦、平行し専門学校で相続を学び、相続に特化した街の不動産屋として、この世界へ入ったことは以前お話しました。
当初、相続は法律と税金とお金の問題であり、相続税を減らすことが相続対策であると思っていました。が、実務に係わるなかで、人の心が複雑に絡んでくる相続は、単に節税や財産のコンサルティングにあらず、相続人の心を解きほぐして差し上げる「心のコンサルティング」であると気付きました。
野口塾では講義の前に、有志で瞑想(座禅)と掃除の研修をしています。瞑想の指導者で司法書士中島 誠さんの言葉です。
「相続問題は、法律、金銭、生活、心が複雑に絡みあっています。相続の実務家に求められるものは、専門知識は勿論の事、高い人格が求められます。高い人格は汗(苦労)を正しく消化した者のみが具わる格だと考えます。高い人格を具えた実務家だからこそ、相続人の複雑に絡みあった心を解きほぐし、専門知識を知恵に変え、法律、金銭、生活の問題を解決し、相続人を幸せの道へ案内することが出来るのではないでしょうか。」
この言葉を道標として、塾生が切磋琢磨し日々励んでくれることを願い、私の理念と一緒に道場(教室)に掲げてあります。
塾生は、弁護士、税理士、司法書士、行政書士、土地家屋調査士、社会福祉士、社労士などの士業や、不動産業、FP、相続アドバイザーなどです。資格に人格を具えた相続の実務家養成を目的に立ち上げ25年になります。今では仕事での心強いネットワークにもなっています。そして塾長として言い続けていることがあります。
《資格と人格は車の両輪》心を扱う相続実務は人間力が求められます。資格⇒知識・技術・経験=学ぶことで得られます。人格⇒素直・謙虚・感謝・強さ優しさ=気付くことで得られます。いくら資格に秀でていても、人格が伴わなければ車は前に進みません。
《相続ビジネスは学歴が大切》ここで言う学歴は早稲田や慶応などの学校歴とは違います。今の仕事(相続)に対して、自分がどれだけ学んできたか、これからも学ぶことができるか、勉強はお客様に対して最低限のエチケット、現役でいる限り生涯勉強です。
《驕りは蟻の一穴》頑固な堤防も蟻の一穴で崩れます。驕りは気づかぬうちに忍び寄ってきます。傲慢や我がままはプライドではありません。本当のプライドとは自分が得てきた知識や経験を相続人の幸せのために使うことのできる「崇高な精神」です。
《感謝の気持ちと譲る心の大切さ》素直であれば⇒感謝ができる。 感謝ができれば⇒譲ることができる。譲ることができれば⇒円満相続ができる。円満相続ができれば⇒幸せになれる。
塾生同士が精進を重ね、資格に人格を具えた真の相続実務家として、少しでも世の役に立ってくれることが私の願いです。
