カテゴリー : 寺子屋, 相続寺子屋 武蔵小杉

平成29年7月14日(18時00分~20時00分)相続寺子屋武蔵小杉を開催いたしました。
場所 中原市民館  第2会議室
 
内容
1部… 代表野口賢次による『心を学ぶ時間』
2部… 相続と介護保険制度 
    ~認知症の増加とケアマネージャー活用でのスムーズな相続~
    白井節子氏(社会福祉士・ケアマネージャー)
3部…懇親会
 
1部は平成22年に書かれた野口レポート“二度童子” 
レポートと一緒に配られた原作詞不詳の手紙~親愛なる子供たちへ~
認知症を発症したお年寄りを、東北では二度童子という思いやりのある言葉で言うそうです。
行動が子供に似て行くとは言え、親が子供に返る事を素直に受け止めるには物凄く葛藤が有ると思います。
子育ては成長を見て行く楽しみや感動が伴いますが、二度童子は違います。
自分を育ててくれた人の今までの姿が崩れて行くと言ったら言い過ぎかもしれませんが、子供に寄り添う時と同じ気持ちで接せられる自信はありません。
まだまだ人間が出来ていない証拠です。
ですが、手紙を読んで涙腺が弱くなるだけの、感度は在ったみたいです。
心にドンと来る時間でした。
 
2部では、介護保険制度についても、ケアマネージャーの日常業務についても知らない事が多いと実感しました。
テレビや身近に居るヘルパーさんの口からは介護人数の多さ(忙しさ)、入所者のわがまま、たまにしか来ない家族のクレーム対応を耳にしていたので、認知症の方の扱いってどうなっているのだろう?と言う思いが有りました。
一人では生活が難しいと言う理由で施設に入所する方の場合、家族側の理由で有る事も多く、自己決定権の実現とは程遠い感が有りました。
現役で現場に立つ方の話を、講義と言う形で聞いたのは初めてだったので、とても新鮮な気持ちになりました。
全体を通じて感じたのは、やはり人なんだと言う事。
認知症の方に対する具体的な接し方は、誰に対しても言える事だと思いました。相続アドバイザーとして活かしていきたいと思いました。
 
3部 高華楼で懇親会。
翌日早い方が多く、懇親会に参加して下さった方は半分でした。
ですが、その分内容の深い話をする事が出来、満足できた時間でした。
 
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