第32期SA養成講座を終えた受講生の声

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11月24日(月)第32期相続アドバイザー養成講座が終了しました。
受講された方々の声です。

 

〇宮本義之氏(大分財産コンサル㈱)の感想です。

 

「均分相続は平等であるが公平ではない。」

これまで様々な相続セミナーや講習を受けてきましたが、そのほぼ全てが「相続財産の分割は法律では・・・となっている」「・・・といった方法で節税をすることができる」という内容のみの、方法論を教えるものであり、相続の当事者がどういった方々で、それぞれにどんな事情があって、その方々の関係性がどんなものかなどを深く考えずにモデルケースを提示するだけでした。

そんな中でこの相続アドバイザー養成講座では第1講座の1ページ目から冒頭の言葉が書いてあり、これは今まで聞いてきたセミナーとは全く異質なものだと衝撃を受けました。

その後の各講義でも講師の皆様が一様に仰るのが遺産分割・納税の問題の前に来るのが「心」であるということで、その心を満たす相続の実現のためにいろんな手法を提案し、活用することができる専門家のネットワークと相続アドバイザーという仕事が必要であるということでした。

やっと相続アドバイザーとしてのスタートラインに立ったところですので、これから日々精進し、円満な相続のためにお手伝いをしていければと思っています。

 

〇金森洋二氏(税理士)の感想です。

 

第32期 相続アドバイザー養成講座に参加させていただきました。
私は、税理士として今年(平成26年7月)独立開業しました。
開業前まで職員として勤務させていただいた税理士事務所の先生がこの養成講座の受講生だったことがきっかけで、今回申し込みをさせていただきました。
税法は常に詳細に勉強してきましたが、相続税業務はその知識だけでは対応しきれない、幅広い見識が必要で、それを短期間で得たい、という目的もございました。

実際に受講してみて、いま感じていることは、以下の3つです。

一つ目は、当初の目的であった幅広い知識を習得することができたことです。
講師の先生それぞれの実体験に基づいたお話も大変興味深く、参考になりました。

二つ目は、相続をなりわいとする人間が持つべき「心」を学べたことです。
感謝の気持ち、譲る幸せ、お客様の立場に立った最善を尽くすこと。
全講座にその想いがこめられており、自分自身も改めて身を正していただいた思いです。

三つ目は、同じ気持ちで参加された受講生さんたちとの交流が出来たことです。
講座のあと、2度の懇親会があり、さまざまな地域から、いろいろな業種の方との交流を深めることが出来ました。
講座の合間でも、互いに分からないことを聞き合ったり、といったこともありました。
終了した今後も、いろいろな形で協力し、互いの良さを活かしながらお客様に貢献できる業務ができたらと考えております。

今回得たものをしっかりと今後に活かしていけるように今後も精進してまいります。
協議会の皆様、講師の皆様、そしてともに学んだ第32期受講生の皆様、ありがとうございました。

 

〇安島小百合氏(司法書士むさし中央法務事務所)

 

相続アドバイザーの講座は、一言一言が私にとって勉強になりました。
とりわけ「1本の糸でも残す努力をする」という考えには非常に感動いたしました。
この考えの中には、相手に対する気遣いと思いやりがあふれています。
相続に対する真摯な理念が、じんわりと私の心を打ちました。

実は、私の祖父母の相続時には不動産の分け方で問題がこじれてしまい一族の交流がプツンと途切れてしまいました。
血のつながった一族なのに年賀状1枚すら出せない間柄です。魂の慟哭を感じるような、大変さみしい出来事です。
そんな経験があったので、相続って「戦い」にしちゃいけないと常々思っていました。

そんな思いで受講したので、目から鱗の連続でした。まず、講師の方々の理念がしっかり揺るぎない。
円満な解決に向けて「幸せな相続」に主眼が置かれているので、巷にあふれる小手先のテクニックとは大違いです。
大変優れた講座だと思いました。

そして、実務で第一線でご活躍の専門家の方が講師で、使える知識をおしみなく教えてくださいます。
世界一わかりやすくて、実践的な知識です。本当に費用対効果の高い講座だったと思います。

この講座を通して、相続のもめそうな分岐点に「気づく」力というか、感性の種をいただいたような気がします。
また、からんでしまった感情の糸を丁寧にもみほぐす役割の重要性についても再度実感しました。
相続を悲劇としないために、今後は相続アドバイザーのような「相続の道しるべ」の役割は大切だと思います。

改めて「相続は人の幸せをも左右する人生の大切な場面」という自覚と責任を持ちたいと思います。
そして、これからも、真摯に取り組み、相続アドバイザーの名に恥じないよう切磋琢磨し勉強を継続してまいりたいと思います。

 

〇伊藤みゆき氏(司法書士)の感想です。

 

私は、札幌からの参加でしたので、連休を絡めての集中講座は大変ありがたかったです。これほど集中して相続に関する勉強をしたのは初めてでした。
20講座全てを受けてみて、自分がいかに相続について知らなくて 中途半端な知識と心構えでいたのかとショックを受けました。

私は、司法書士として これまでも相続の仕事をしてきました。
大半は、不動産の名義を変える手続きです。それは、相続人が話し合った内容をヒアリングして、ひとりひとりに内容を確認して協議書を作り、登記するというやり方でした。講座を受けるうちに、このやり方ではお客様から言われた仕事しかしていないことに気づき、専門家として恥ずかしくなりました。

この講座では、弁護士・税理士・土地家屋調査士・不動産鑑定士・司法書士・行政書士・FP・不動産業者の講師の方々が、それぞれの立場で、様々な切り口から、相続で揉めないためにはどう進めたらいいのか?そのセンスをつかむヒントや糸口をたくさん提供して下さいます。

そして、相続には見えない落とし穴がたくさんあることにも気づかせていただきました。
これまで、氷山の一角しか見えていなかったものの全貌を見せていただき そのあまりの壮大さに、驚き、この講座を修了して やっとスタートラインに立ったという気持ちです。

講義を聞いて、いつも感じたのは それぞれの先生方は知識やスキルだけでなく、その根底には愛を持って仕事に取り組んでいるということでした。
どの講師の先生も分かりやすくて、飽きさせない講義をしてくださり、本当に楽しくて、楽しくて、あっという間の40時間でした。

講師の先生方が口をそろえておっしゃっていたことは、これからの相続は一人では手におえない、チームを組んで仕事をすることでした。
また、人生の通過点にしか過ぎない相続で揉めてしまうことで、その後の親戚付き合いが切れてしまうことや、心や体を病んでしまうことがなくなるように、相続アドバイザーが必要である、ということでした。

私も、今後この協議会をはじめ もっともっと相続について学び続けながら、相続手続きに困っている方々のお手伝いがしたいと思いました。
一緒に学んだ同期生との懇親会も楽しくて有意義な時間を過ごせただけでなく、これからも同じ志を持つパートナーとしてつながっていきたいです。

私のように遠方からの参加者は、講座の受講料の他に 移動交通費・宿泊費がかかりますが、十分おつりがくるほどの内容でした。
講師の先生方をはじめ、協議会の皆様、同期の皆様、本当にありがとうございました。

 

〇東海林正昭氏(社会保険労務士)の感想です。

 

相続の専門家を育てる相続アドバイザー協議会養成講座を受講させていただきました。
養成講座の内容は相続、贈与などに関する法律、改正内容の仕組みの基本だけでなく、
遺言、不動産、金銭、保険、信託、成年後見、事業承継、トラブル問題などに関して様々な内容を解説してくれました。さらに相続問題において、相続が争続にならないための一番重要な「心」のコンサルティング、相続アドバイザーとしての役割と留意点まで教えてくれました。是非、多くの方が養成講座を受講することをお勧めしたいと思います。

 

○根本美希子氏(筆跡鑑定人協会)の感想です。

 

11月の連休中、新しい膨大な知識の洪水で溺れるような感覚で過ごしました。
各分野に精通され、終日聞き手を飽きさせない講師陣の豪華さには本当に驚かされます。
相続とは、人であれば避けて通れない一大イベントでありながらも、これまで全く意識に上らず、興味も持たずに過ごして来たことを恥ずかしく思い、学ぶことは永遠だと気付かせて頂きました。
受講期間は折しも夫のガン闘病サポートの真最中で、最後まで通えるかどうかわからない状況という、まさに私は相続の当事者であったのです。そこで、急ぎ協議会の理事及び同期の方々に相談し、相続で起こり得るトラブルとその対策をアドバイス頂けたのも幸いでした。
講義が間をおかず現場で役立ち、実践こそ最大の学習と実感しました。
貴重な体験をさせて頂き、本当にありがとうございました。

32kikoza
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