第23期SA養成講座を終えた受講生の声

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講座を終えた受講生の感想です。

〇岩見文吾氏(公認会計士・税理士)の感想です。

相続税改正、高齢化社会、家族関係の希薄化といった社会経済環境の変化に伴って、相続・事業承継問題に対するアドバイザーへのニーズは今後ますます高まっていくと思います。
全20回に亘る相続アドバイザー養成講座の受講を終え、「職業会計人」の立場から講座の感想を一言で表せば、相続・事業承継にかかわる専門家にとってとても「濃い」内容のセミナーだということです。
相続・事業承継に関与し、またこれから業務展開を検討している職業会計人の方には、受講を強くおススメします(競争相手が増えてしまうので、本音は同業者にはナイショにしておきたいところですが…(笑))。
ちなみに当法人の資産税課の職員は全員、当講座を受講しており、上級アドバイザーの認定者もおります。
≪講義内容の「濃さ」≫
講師の方々は、いずれも当該分野で実務をバリバリと取り組んでいらっしゃる方ばかり。講師の生の実務経験をふんだんに盛り込んだ講義は、実践的で、実務に即フィードバックできるものでした。市販テキストを読むことでは習得しにくい、実務上の取扱、実務慣行、問題点と解決策を学ぶことができます。(大きな声では言えませんが)実務家による生講義であるが故のオフレコ話も盛りだくさんです。
しっかり復習し、講義で得た質の高い生きた知識・多くの量の知識が、有機的に携がっていることが実務を通じて体感しました。

≪講師陣の「濃さ」≫
講師陣とのネットワークが得られることも大きな収穫です。「餅は餅屋」と言いますが、実務の中で専門家に依頼(外注)すべき事項は多いです。自己の実務での疑問点や、授業の疑問点を、すぐに実務家たる講師に直接質問して考えが聞くことが機会は、大変貴重かつ有用だと思います。私も多くの先生方にたくさんの質問をしました。先生方、その節は大変お世話になりました。引き続き宜しくご教授ください(笑)。
また当法人では、講師の先生方と業務提携をさせていただき、専門事項の解決に協力をお願いしております。きちんとした業務関係を構築しつつ、「生徒」の立場として甘えさせて頂き、いろいろご指導をいただいています。

≪受講仲間の「濃さ」≫
「相続・事業承継」という同じ方向性を志向している多くの仲間とネットワークが構築できます。広い教室内で多くの受講生がおり、講座期間の前半は知らない人同士という雰囲気ですが、全20回という長丁場、そして講座期間中には名刺交換会や交流会が行われます。講座外でも食事会や飲み会が開催されています。後半は顔・名前・職業・いつも座る席まで一致する方も多いです(笑)。受講生は本当に幅広い職種の方(弁護士、税理士、会計士、不動産鑑定士、司法書士、不動産業、保険業などなど)が集まっており、「相続・事業承継」に関係して、普段ではなかなか聞く機会のない他業種他分野の話なども交流で交換できます。実際、弁護士の方と何度も話をしましたが、同じ「相続・事業承継」の分野といっても、顧客の属性、報酬の得方、自己の立位置の見方などは異なっていて、「そういう見方や考え方があるのかぁ」と、とてもおもしろく感じました。

≪最後に≫
専門性を持ち特徴を発揮するためには、自分自身の「濃さ」を磨いていかなければなりません。今講座で得た知識、テキスト、講義メモ、仲間、講師とのネットワークは、一つの財産です。この財産を効果的かつ効率的に運用して、『さすが相続アドバイザー23期生は「濃い」なぁ!』といわれる専門家に成長していきたいと思います。

〇関京子氏(土地家屋調査士)の感想です。

4か月にわたる講座を先日、無事に終えることが出来ました。
毎週水曜日はワクワクする気持ちで毎回の講義を楽しみにしてきましたので、講座が終了してしまった今は、少し寂しい気持ちでいます。
毎回、講師の方々の実際の相続の現場で起きている実例に基づいたお話は、それぞれの講師の方々の普段のお仕事が立体的に見える講義ばかりで、いつもあっという間に2時間の講義が終わってしまうほど、惹きつけられる講座ばかりでした。

私は、相続の現場に携わる中で、いつも「なんでこんなにも家族や兄弟姉妹の縁が切れてしまうほど争うのだろうか?」「亡くなられた方は、あの世でどう感じているだろうか?」「何かもう少し生きている間に自分でやれることがあったのでないだろうか?」という疑問を持ち続けておりました。この講座を受講し、このような自分の感じてきた疑問には、相続という裏側には様々な背景があることを知り、法律では片づけられない感情や複雑な想いがあるのだということを学びました。また、相続に精通する専門分野や他業種の知識を終結すれば、家族や身内の絆を繋ぎ止めることが出来る対策が沢山あることを勉強させて頂きました。
相続の勉強をするうえで、合理的な方法や知識を教える所は、沢山あるかもしれませんが、この相続アドバイザー養成講座は、知識はもちろんの事、本質の見極め方を学べる場だと20講座を終えた今、感じている所です。

また、何よりも今回、この講座を通じ得たものは、一生の財産になるような人との出会いが沢山あったことです。おそらく、この講座に出会わなければ一生得ることが出来なかった方々との繋がりを持つことが出来たことは大変幸せな事であり、このような場を作って頂いたことに深く感謝しています。

最後に、今回、真剣に相続を考え取り組まれている他業種の多くの方々との出会いにより、私も今後、土地家屋調査士という分野で相続において一般の人々のお役にたてるような努力を積んでいかなければならない事を痛感しました。
相続において土地家屋調査士が関わる部分は、不動産の財産を特定する上で欠かせない仕事であります。これは、生前に十分に準備出来る対策の1つだと感じております。
今の時点では、一般的に相続における土地家屋調査士の重要性があまり知られておりませんが、今後、相続を事前に準備する上で、多くの一般の方々に私たちの仕事を知って頂き、相続の準備をする上で、直接一般の方からご相談をお受けできるような窓口を作りたいと思っております。
微力ではありますが、相続が円滑に行われる社会づくりに土地家屋調査士の立場から貢献させて頂ければ幸いに思っています。

〇松村茉里氏(弁護士)の感想です

このたびは,相続アドバイザー養成講座を受講させて頂きまして,心から感謝申し上げます。
私は,弁護士として「相続」の問題に取り組んでいたのですが,どうしても「相続」は法律だけでは見えて来ないことが多く,そしてその見えない部分が依頼者様・お客様にとっては重要なことも多いのではないかと思い,講座を受講させて頂きました。

まず,講座の内容ですが,相続に関するあらゆる分野が網羅され,また,その分野のエキスパートが講師をされるということで,本当に勉強になりました。特に,弁護士である私にとって,税金や不動産活用の分野は,知識が乏しかったので,実際に現場で活躍されている方の声を聴くことができ,非常に多くのことを学びました。

また,講師の方がとても明るく,講義の方法も素晴らしいので,毎回本当に楽しんで講義を受けることができました。当初は,業務後に2時間の講義を聴くのは少し大変だな,と思っていましたが,いったん席に着くと,講師の方々のお話に惹きつけられ,毎回あっという間に講義が終わりました。私は,職場から約1時間かけて講座に通っていたのですが,毎回の講座が本当に楽しみで,通うことは全く苦になりませんでした。

さらに,相続アドバイザー講座は,20講座あり,名刺交換会,2度の懇親会もあるので,受講生の皆様ともとても仲良くなることができました。不動産関係の方,税理士の方など,他業種の方と知り合うことができ,人脈を築くという点でも本当に素晴らしい講座でした。全員が相続アドバイザー講座を受講し,「相続」に関する基本的な考え方を共有している方々なので,信頼し合える「仲間」と出会ったという感覚で,とても嬉しかったです。

「相続」に関する知識を得ることができ,そして,素晴らしい講師,仲間と出会えるこの講座は,本当に「受講しないと損する!」と言い切れる講座だと思います。
私は,相続アドバイザー認定会員に登録し,今後も,相続アドバイザーの皆様と共に,「相続」について勉強をして,1人でも多くの方のお役に立てるようになりたいと思います。

〇徳元康浩氏(不動産鑑定士)の感想です。

「無知の知」、「目から鱗が落ちる」
そんな、中学校か高校で習ったような諺を体感できるような講義が目白押しである。
一度たりとも、欠席するなんぞもったいなくて、聞き漏らすことが出来ない。

自分自身のフィールドである不動産評価でさえも、「所変われば品変わる」、財産評価となると、勝手が違うところも多々あるなか、門外漢の分野はいわんやをや、である

大学では必修科目と選択科目があったが、相続の分野に関わる人にとっては、前者であることは間違いない。
厳選された講師陣と洗練された講義内容は他に比類するものはほとんどない、と断言できよう。
しかも同じ目的を持った者の人的ネットワークが出来るという特典付きである。
刮目して受講するに値します!

〇高林節子氏(日鉄不動産)の感想です。

「第23期相続アドバイザー講座 再受講を終えて」

2年半ほど前に第17期講座を受講し、その期は短期集中講座で目まぐるしく終わってしまい、その後何かと相続に絡む案件に関わる事が多い中、数年経った今また、講義をじっくりと聞いてみたいと思い再受講しました。

毎週水曜日の講座は再度受けても奥が深く、前回受講時には気付かなかった事が見えたりして、20回の講座がまたまた、あっという間に終わってしまった感じです。
毎回相続を色んな分野、角度から正に相続アドバイザー協議会選りすぐりの講師陣が熱の込もった講義をして下さり、相続についての関心は深まるばかりです。

そして他のセミナーと違うところは、第1講座の野口先生が語って下さる「遺されたすべての人が幸せになる相続」の想いを講師陣が伝えて下さるところです。
どうすれば依頼人の方、またその相続に関わる全ての人が幸せになれるのか、税金が安く収まればそれで良いという訳には行かない複雑な相続現場に少しでもお役に立てるアドバイザーを目指して更に勉強していきたいと思います。

また、今回の講座で知り合えた人たちとの交流が大変に素晴らしい財産になり、今後も信頼できる方々とのネットワークを大切にしていきたいと切に願います。

これから益々高齢化社会となり、相続問題は避けて通れないところです。
相手の幸せを考えてアドバイス出来る真の相続アドバイザーとして地域でお役に立てる不動産屋を目指します!

☆感想が届き次第順次掲載します。