平成29年11月5日(日)第41期相続アドバイザー養成講座が終了しました。
受講された方々の声です。
〇竹内敬雄氏(IAC財産設計㈱ 不動産鑑定士)の感想。
この度、2017年11月の相続アドバイザー養成講座を再受講させていただきました。
結論としては、とても良かったです。
私自身は19期を受講するときには「人生変える!」ぐらいの勢いと気持ちで受講していたのですが、その時とは又違う視点や気づきがいっぱいありました。
☆受講動機
自分の専門CASHポイントは鑑定業と宅建業で、その分野のブラッシュアップは優先順位高く欠かさないのですが、それ以外の分野はどうしても優先順位低くなり、最新知識含めたブラッシュアップはややおろそかになってしまうことを日夜感じていました。
そんな中、もう一度原点を問い直そうとも思いまして、日程的にも相当数は受講出来ましたので、思い切って受講してみました。
☆講座の感想
「変わるもの・変わらないもの」も見事にぶれずに講座が作成されていまして、野口先生の理念はぶれずに継承されていて、時代の変化に従って、講座のテーマや講師の先生もアジャストされています。
お困りの相続を抱えた方の前さばき(課題抽出・解決)が完璧に出来るようになっていると再認識しました。
最新の実務の基礎から応用が系統だって再受講することで、全体の底上げで、自信を持って依頼者の相談に応ずることが出来ます。
知識の習得は比較的直線的かもしれませんが、知恵の習得はらせん状の発展曲線と実感していまして、再受講はそのらせん状の発展曲線を大きく上方に押し上げると感じました
又、受講生とのネットワーク作りも刺激的でして、行けるスケジュールの中ではすべての飲み会に参加したのですが、通常の弁護士・税理士・司法書士・保険・不動産会社以外に今回は300住戸所有する不動産オーナーの方や探偵の方もいらっしゃって、とても刺激的な興味深いお話も伺えました。飲み会では得意のコミュニケーションマジックもご披露させていただく時間も頂戴しましてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。
相続の仕事はじめて間もない時に受けた養成講座とその後時間を経ての再受講では、受け取る側の響き方が違って、深い理解と再確認が出来た気がします。
最近、らせん構造の発展曲線が平行というより下降していると感じていましたので、とても良かったです。
知恵のブラッシュアップが出来て、仲間も出来る。最近停滞している?専門ばかり?という方に是非ともお勧めです。
再受講は初回の受講より割安の設定でもあり、財布に優しいのも魅力ですね。
〇守屋佳昭氏(SA協議会38期生会員)の感想です。
昨年の第38期相続アドバイザー養成講座の受講以来の再受講となりました。
結論から言うと受講生の皆様には是非、認定会員になっていただき、その特典を活用して可能な限り早い時期に全ての講座を再受講されることを強くお勧めします。
理由は、4つあります。
最初の理由は、真の意味で知識が定着し、どんな場合にも適切なアウトプットができることです。
特に私のような初学者には、相続の知識はすぐに曖昧になってしまいます。まず、それを避けるためには習ったことをその日のうちにすぐに復習し、覚えるべきところは丸暗記してしまうのがよいのですが、机のうえで復習しても実務の場面でアウトプットできるかというと別問題です。私の場合は相談者から聞かれたことにとっさに答えることができませんでした。また、民法の規定と相続税法の規定を混同しており、危うく間違った回答をしてしまうところでした。このような経験をして再受講に望むと自分自身の課題もはっきりしているので、講義の内容がより整理されて定着し、より速く、正確なアウトプットが可能となります。
2番目の点は、絶対変わるべきではない理念や価値観を再確認することです。相続アドバイザー養成講座の理念は素晴らしいものです。少なくとも私が知る限り、他のセミナーでは有りません。またこの理念を講師、受講者が共有しているからこそ、講師と受講者が強い紐帯で結ばれていると感じます。それでも実務をしていると相談者の幸福と自分の利害が相反してしまう場面もあると思います。どの講師からも深いところで発せられるメッセージにはこの理念が通底していることが確認できます。
3番目の点は、変わるべきところが変わっていることを再確認することです。例えば最近の相続税、贈与税法の改正は頻繁です。アドバイザーが改正点を理解していると相談の依頼者からは頼もしいです。相続アドバイザー養成講座の講師の皆様は大変よく勉強されています。勉強されているだけでなく、それを受講者に判り易く解説するために努力されていることが判ります。また講座の内容、質は間違いなく進化しています。講座の講師が変われば内容は進化しています。また同じ講師でも同様に質が向上しています。
最後の点は、講座の内容のより深い、本質的なところに気付くことができます。気づくことでより深い、本質的な理解を得ることができます。氷山の一角という言葉がありますが、2回目は目に見えなかったものが理解できます。これは同じ映画を2度見る人の話に似ています。1回目には気付かなかった作者の意図や演出が2度目には判るというのです。
以上は、私の主観的な経験でしたが、皆様にも是非経験していただき、本質的な知識を体得していただければと思います。
〇蜂谷敏正氏(行政書士)の感想です。
1 受講のきっかけ
当時、私は全く未経験ながら行政書士を開業し、実稼働が半年にも満たない時期でした。
そんな中、公正証書遺言作成のお仕事を頂戴し、お手伝いをさせていただく中で、遺言の重要性、必要性を実感します。このような真にお客様のためになるお手伝いをさせていただいてしかも報酬を頂戴できるというのは、ほんとにありがたいことだなと感じ、相続関係の仕事に力を入れてみたい、と思うようになりました。
ただ、お客様や市民相談などでも相続関係のご相談を受けるわけですが、ご相談の話の多くに税金が絡みます。そして、土地・農地の話。
FPや宅建も資格として持ってはいましたが、それぞれの知識を相談者のために使うことが出来ていないことに気づきます。業法的なしばりについても怖さだけが先に立ち、「税理士さんに聞いてください」「争っているなら弁護士へ」という答えしか言えない自分に、こんなんでいいのだろうか、という思いが常にありました。
そういった中で、たまたまこちらの講座をインターネット上で見つけます。
ちょうど近くで体験講座が開催される予定でしたので、すぐに申し込み参加させていただきました。
ネットをみると、相続関係の講習会や資格は相当数ありまして、どれがいいのか、書いてあることは本当なのか、などネットの情報だけではなかなか判断がつきません。
体験講座の開催は、興味を持たれている方にはとてもありがたいことです。
その体験講座では、平井先生と中條先生の講義をお聞きしました。内容の興味深さもさることながら、本協議会の理念、そしてお二方のお人柄に接し、これは受講したいなと思いました。
たまたま同じ地域の同業の先輩が以前に受講されていたことを知り、本申し込みをする前にその方にお話を聞いたところ、理念が素晴らしい、ということ、そして「人生が変わるぐらいの内容だよ」という後押しもあり、すぐに申し込みをしました。
2 内容
とにかく充実した8日間です。
こういう話を聞きたかった、と思う瞬間が何度もありました。
講義の難易度も、私にはピッタリでした。
すべての講師の先生がボリュームたっぷりのテキストを元に、2時間の持ち時間一杯を使って、相続アドバイザーとして必要な知識・心構えを伝授されています。
特に、講師の先生が実際に経験された中での葛藤や結論の導き出し方などについてのお話は、私のような実務経験がまだあまりない人間にとっては、とても貴重でした。
そして、講師の先生からの「わからないことがあればいつでも電話ください。」という一言。普通の講習ではなかなかそんな言葉に出会うことはないと思います。「そうか。わからない時は先生に聞けばいいんだ」という、何かそれまでかかっていた変な力が抜けた感覚がありました。
3 受講を終えて
私は山形からの参加です。
参加前は私が一番遠いのだろうと思っていたのですが、近畿圏からの参加者はもちろん、北海道からの参加者が何人もいらっしゃっていて、驚きと同時にこの講座の魅力が日本全国に広まっていることを感じました。
そして、たくさんの業種の方が参加されています。
士業一つとっても、税理士・土地家屋調査士・弁護士・不動産鑑定士・司法書士・行政書士と、相続に関わるであろうほとんどの士業の方がいらっしゃいました。
地域もそうですし職業的にも、田舎の日常の中では経験できない出会いがたくさんあります。
そういった意味でも本当に貴重な時間を過ごすことが出来ました。
最後の最後に、中條先生からは「これからが大事。これをどう活かすかが大事ですよ。」と一言かけていただきました。
本当にそうだと思います。
依頼者のために何ができるか、の自問を繰り返していきたいと思います。
〇藤巻成久氏(㈱ライフアシスト)の感想です。
講師の皆様、全20講座、本当にありがとうございました。私の相続に関する知識はFPの勉強や相続セミナーで学んだ程度の知識しかなく、納得と自信を持ってお客様にアドバイスできるというレベルには到底至っていませんでした。相続とそれに関連する分野について、もっと広くもっと深く知りたいと思い、この講座に参加させていただきました。
しかし、今まで受けてきたセミナーや研修のイメージで参加していたため、最初の第1講座から私のイメージが間違っていたことに気付きました。第1講座での「法律や税務を一旦頭から切り離し、無になってお客様の問題の本質に目を向ける」という野口先生の話を聞いたときには、相続の話に限らず私の本業での心構えに対しても、ハンマーで殴られたような強い衝撃と気付きを与えていただきました。
今まで知識の習得にばかり向いていた自分の意識が大きく変わり、第2回以降の19の講座では、「相談者・お客様の力になるために」という一貫した気持ちとモチベーションを持って講義を聞くことができました。また講義内容も、講師の方々がしきりに「実務」という点を意識されていて、相続実務での経験や知識が多く盛り込まれ、実務経験の乏しい私にとっては非常に価値のある講義内容でした。
今回改めて、相続の問題は多くの方に内在している問題だと思いました。本講座で学ばせていただいた心構えと知識を活かし、これからも学び続けながら多くの方々の力になっていきたいと思っております。これからもよろしくお願いいたします。
※感想が届き次第、随時掲載させて頂きます。