39期SA養成講座を終えた受講生の声

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平成29年2月19日(日)第39期相続アドバイザー養成講座が終了しました。
受講された方々の声です。
 
〇亀島淳一氏((株)シナジープラス)の感想です。
 
約5年ぶりに相続アドバイザー養成講座を再受講したきっかけは相続を実務でこなしている中で現状の相続計画コンサルティングがぶれていないか、再確認と新たな人脈つくりを兼ねて再受講に挑みました。
 
再受講を終えて実務をしていても新たな気づきが多く、改めて相続を実務上取り扱うには相続を多面的に尚且つ公平にアドバイスしていかなければならない事の重要性を再確認できました。
 
専門的な部分においても民事信託(家族信託)での信託監督人のリスクや遺言書に書き込むことのできる特別受益の持戻し免除など実務をしていますがより深い知識や新しい考え方を得ることが出来ました。
 
相続実務においては税理士、司法書士、不動産、生命保険、金融機関と窓口になる方々も多いと思いますが、相続アドバイザーの理念でもある揉めさせない相続をアドバイスしていくためには様々な知識と専門家の方々とのネットワークで協業していかなければ相続の『悩み』を多面的で公平な解決へと導くことができません。
 
これから相続を仕事として取り組もうと考えている方やすでに相続に携わっている方々も一度は相続アドバイザーでの相続に対する考え方や人脈のネットワーク作りも兼ねて受講してみ価値はあると思います。
 
私も4年後にまた再受講してみようと思います。

 

〇山口準子氏(悠綜合法律事務所 弁護士)の感想です。
 
第39期相続アドバイザー養成講座に参加いたしました。
知人数名に進められ、軽い気持ちで、またその内容についても正直よく理解していない状態で参加させていただきましたが、目から鱗の教えがたくさんありました。
 
例えば、信託についての講義では、実際に開設された家族信託の預金口座の通帳(写し)を拝見することができました。正直初めて目にするものでした。
これまで何度か家族信託の講義を受けたことはありますが、多くの場合制度や法律の説明ばかりだったため、大変参考になりました。
 
また、借金と相続対策に関する講義で、限定承認の詳細を知ることができました。
実は、相続財産に不動産がある場合、限定承認をすると、みなし譲渡と扱われ、税金が発生する。限定承認は恐ろしいと漠然としたイメージをもっていました。しかし講義を受け、限定承認は場合によっては、被相続人の債務整理の効果をもたらす、有意義な制度であることを知りました。
 
さらに、遺産分割協議書に関し、建物が遺産に含まれている場合には、協議書には、全部事項証明書に記載された事項のみではなく、これに加え、○○土地上の建物一切と記載することにより、万が一未登記の増築部分などが存した場合にも対応できるという知識を得ました。
 
そのほかにも様々な実践的知識を得ることができましたが、現在受任させていただいている相続や信託の案件にそのまま用いることができるものがたくさんありました。
 
今回の講座に参加し、いかに自分が無知であるかを改めて認識しましたので、これを機に、より適切な相続関係のアドヴァイスをできるよう、さらに研鑽を積みたいと思っています。
 
講師の皆様には本当に熱心にかつ有意義な講義をいただきました。
また、ともに学んだ第39期の皆様も大変熱心で、とても良い刺激をいただきました。
最後になりますが、第39期相続アドバイザー養成講座で出逢ったすべての方々に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

〇寺嶋優氏(寺嶋建設(株) 建築業、不動産業)の感想です。
 
平成28年の11月に相続アドバイザー協議会のことを知りました。仕事柄、地主さんとお話する機会が多くあり、相続対策について聞かれることが増えてきたので、インターネットで調べていた時に、たまたま協議会のページを見つけたのがきっかけです。
 
ちょうど仙台で体験講座が開かれるということですぐに参加しました。体験講座では、平井理事長が相続について分かりやすく説明をされていました。話を聞いて、相続対策のテクニックの部分よりも、当事者の気持ちの部分を尊重している団体だと感じ、すぐに相続アドバイザー養成講座に申し込みをしました。
 
受講当初は20万円で20講座、40時間学ぶということで1講座1万円、とても安いと思い、相続の概要ぐらい掴めればいいかなぁぐらいに思っていました。しかし受講してみてビックリ、それなりに分かっているつもりだった相続がこんなに奥が深いとは…。頭がパンクするぐらいの内容の濃い講座の連続でした。同期の受講者には弁護士や税理士の先生方もいたようで、その方々と同じ内容を受講するのですから当然です。養成講座を受講して良かったと思うことは、相続を体系的に学べたことです。難しい内容でしたが、相続の全体像は理解したように思います。さすがは16年の実績だと思いました。
 
講師の先生方もおっしゃっていましたが、一人では仕事はできないので同じ志の方々とネットワークを構築して、とにかく経験を積むこと、その中でまた学んでいけばいいのだと思っています。
 
建築や不動産の仕事もとても好きですが、相続の相談業務も絡めながら、社会に貢献できたらと思っています。まだまだ理解できていないことが多々あります。もちろん養成講座は再受講するつもりです!

 

〇景山 悟氏(司法書士)の感想です。
 
私は、これまでも日々業務の中で相続と向き合ってきましたが、相続アドバイザー養成講座を終えた今、振り返ってみれば20講座・40時間どっぷり「相続」に漬かることができたと感じています。「相続」のみにこれだけ集中して取り組める機会はそんなにあるものではなく、とても有意義な時間となりました。
 
私にとってこの講座は、相続の現場を知り尽くした各講師から生の知識を得ることができたとともに、新しい知識との出会いや気づきの連続でしたが、それだけではありませんでした。何よりも相続と向き合うための心構えを教えていただくことができました。それを教えていただき、気づかせてもらえたことは、受講当初は考えてもいなかったで、とても幸運なことだったと思っています。
 
この講座は、日頃業務に取り組む中で、もう少し相続に関する税務の知識やその他の周辺知識が習得できればと思っていたときに、インターネットで見つけました。そのため、受講の動機は、日々の業務に多少なりに役立つ知識が手に入ればいいなといった程度のものでしたが、結果としてその期待はいい意味で裏切られることになりました。
確かに20講座・40時間で提供される講義の内容はとても充実していました。毎回2時間の講座は、現場の臨場感そのままの講義で、あっという間でした。1日3コマも苦ではありませんでした。そういった意味で、当初の目的は十分に満たされました。
しかし、講義の内容はそれだけはありませんでした。各講師から教えていただいたのは、当事者の気持ちを考えながら執務に当たる姿勢でした。その中でも、「平等相続より公平な相続」という考え方はとても心に響きました。
私はこの講座を受講せず、他の類似の講座で単に知識やテクニックだけを手に入れていたら、法的には間違っていないかもしれませんが、たくさんの「たわたけもの」を生んでいたかもしれないと思っています。それなので、この講座を受講できて本当に幸運でした。
今後は、この幸運を無駄にすることなく、講座で学んだことを日々の業務に活かせていければと思っています。
 
また、この講座には、相続に本気で取り組んでいこうという熱意のある様々な分野の方が参加されており、とても刺激を受けることができ、その点においてもとても素晴らしい講座でした。

 

〇上田 恭代氏(税理士事務所勤務)の感想です。
 
私が相続アドバイザー協議会を知ったのは、昨年11月に開催された「相続フォーラムinむさし野」の新聞折り込みチラシがきっかけでした。
仕事で相続案件に携わるたびに勉強の必要性を感じていたので、相続に関するミニセミナーが4講演も無料で受けられると知り、迷わず参加を申し込みました。
チラシを改めて見ると「主催:NPO法人相続アドバイザー協議会」…どんな組織だろう…とネットで検索して、第39期相続アドバイザー養成講座の案内に出会いました。講座内容に魅力を感じましたが、受講料20万円は決して安くない自己投資です。受講するか迷いましたが、ミニセミナーで平井理事長の講演を聞き、直接お話させていただけたことで、意志が固まりました。
 
受講を通じて、相続案件に携わるには、幅広い知識と各専門分野の人脈が必要であり、相談者の立場や心に寄り添い真剣に取り組む姿勢が大切だと感じました。
講座内容によっては、自分に知識がなく難しく感じましたが、講師の方々の実例を挙げたお話はとても興味深く、実務経験者でなければ語れない貴重な内容で、大変勉強になりました。
また、各講座のレジュメと、実際の遺言書・登記簿謄本・裁判関連の書類・申請書類のひな型などの附属資料は、貴重な参考資料として今後の業務や勉強に生かしていきたいと思います。
 
偶然見たチラシから「相続アドバイザー」の存在を知り、その役割の難しさ・大切さを学び、志を持った様々な業種の方々に出会うことができました。
今後、自分がどのような形で相続案件に携わっていけるのか、そのために何をすればよいのか、このご縁を大切にしながら考え、行動していきたいと思います。
 
養成講座でお世話になった講師の方々、協議会の方々、第39期受講生の方々にこの場をお借りして感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。