第28期相続アドバイザー養成講座(11月25日(月)終了)の感想。
〇池田剛氏(トータルリスクサポート㈱)の感想です。
保険代理店の私が、何故このような講座を受けようと思ったかというと
最近、クライアントとの商談で事業承継の問題から相続の話に発展することが多く、専門知識の習得が焦眉の急だったからです。
以前から10期SAの先輩に、当講座の評判は聞いており、『相続』の本質を学ぶにはここしかないと受講を決めました。
20講座40時間にわたる集中講義は、当初、長丁場のようにも思いましたが、
どの講義も、実務に裏打ちされた質の高いもので、とても興味深く、あっという間に終わってしまった感じです。
初めて知る内容も多かったので、講習後も深く掘り下げて勉強していきたいと思います。
受講生としては、弁護士15名のほか、他の〝士”の方々も数十名いらっしゃりいわば、その道の専門家にも認められた学びの場なんだなあと改めて思いました。
講義内容もさることながら、このような専門家と、たくさん知り合いになれるところがこの講座の大きな魅力の一つでもあります。
ここで出来たネットワークを活かしこれからも勉強と実践を繰り返し、壁にぶちあたった時には今回出来た多くの師に教わりながら、ハートウォーミングなコーディネーターとして、
100人100様の相続にも対応できるSAを目指し、研鑽していきたいと思います。
最後に、この講座を勧めてくれた小西弘高さん、講師の先生方、同期の仲間達に感謝の気持ちを述べたいと思います。
本当に、有難うございました。
そして、これからも、よろしくお願い申し上げます。
〇木村祐司氏(税理士)の感想です。
率直に第1講座の野口先生に心を鷲掴みされ、まるでハンマーで殴られたような衝撃及び今までの自分のおこなってきた相続案件業務について深く考えさせられました。
次に第2講座から第19講座まで様々な分野のトップクラスのコンサルタントのリアルな事例を交えた話が聞けてとても参考になりました。特に芳賀先生と福田先生は圧巻でした。
最後に平井先生の講義で初心に戻ることができ、明日からの仕事にワクワクしております。
振り返るとあっという間の8日間でした。
仕事がら様々なセミナーに参加しますが、人間力及び最先端の専門的知識が学べる場は少ないと思います。
諸先生方、本当にありがとうございました。
また、同期の受講生の皆様もありがとうございました。
私も諸先生方を一日でも早く追い越せるように人間力、知識力を日々磨いて行きたいと思います。
〇長田 薫氏(司法書士)の感想です。
現在私は、司法書士として、老後の不安をサポートする業務である成年後見や相続、遺言に力をいれて業務を行っています。今回この講座を受講した理由は、業務を行う中、依頼者や関係者の様々な相続に関する問題に直面し、専門家である以上より知識を深めて、多角的な方面から依頼者にアドバイスを行いたいと考えたからです。
まず一言、受講して本当によかったです。専門分野の一流の先生が講師としてお話しされるのでまさに実務に直結しており、聞きたかったお話がたくさん聞けました。その中でも学んだことは大きく3つあります。
1つ目は、当然ですが相続には準備が必要であること。そして準備の中で一番重視することは、争いが起きないようにしてあげること。それは、全講座の講師の方々に一貫していた姿勢でした。納税資金の確保や、節税対策も大切ですが、それは争いが起きない相続が実現しないことには意味がないということを様々な実例から実感しました。
2つ目は、相続アドバイザーの役割。弁護士をはじめ他の士業の専門分野を侵さないように、かつその分野の専門家と連携ができるようにするにはどうすればよいかということを学びました。
3つ目は、相続は本当に奥が深いということ。1つとして同じ問題はなく、様々な分野の知識が求められ、そして対応はご家族の状況に応じてケースバイケースです。今回、様々な講座を受講して知識も増えましたが、その知識をもっても相続問題を全て1人でアドバイスすることは逆に本当に難しいのだということを感じました。ですが、この講座を通して同じ志を持つたくさんの頼りになる専門家の方と知り合い、その方達との絆が生まれたために、全く不安には思っていません。たくさんの方と知り合えたこと、それが今回受講した一番の収穫であり、今後私が業務を行っていく上で皆様に協力して頂けるということを大変心強く感じています。
受講終え、この感想文を書いている次の日から、新たに司法書士事務所を独立開業することになっています。司法書士の資格を取得して10年、相続アドバイザーの講座を受けたことで、よりよいスタートがきれることに感謝しています。今後は、今回学んだことを大切に、そして決して慢心することなく、常に精進していきたいと思います。
〇宮野 純子氏(ファイナンシャルプランナー)の感想です。
私は、相続についての専任相談員として、個人の方を中心に年間90件程度対応させて頂いております。講座の中で、「相談の半分以上は、相続税や難しいこと以外の相続全般についての人生相談のようなことである」というお話がありましたが、正にその通りだと思いました。
実際には、相続手続きの代行をする時もあれば、争族相談が続く時もあります。
不動産に関することから裁判所が絡む手続きまで相談内容は多岐にわたります。
探偵のようなことをする時もありますし、稀に骨董品の査定を頼まれることもあります。
そんな中、3年程前、仕事のことでネット検索をしていたところ、相続アドバイザー協議会養成講座の存在を知り、興味を持ちました。が、その当時は、このような講座をまだ受けるレベルではない、人脈を広げるにしても人間力が足りない、など葛藤を繰り返しておりました。そのような状況の中、たまたま出会ったHP“相続プラザ”のレポートで、「相続アドバイザーは暗闇の象である」という記事に出会い、その後さらに、「もめる争族をもめなくする本」という書籍に出会いました。一貫して出てきたのが野口賢次先生のお名前でした。この書籍には、日々の相談実務において大変助けていただきました。そして、もう迷っている時間がもったいない!と思い、今回の養成講座に申込みをいたしました。
待ちに待った本講座は全て、2時間では収まりきらない濃厚すぎる授業でした。そして何より、講師陣の人間性、経験則、専門的感性・視点、志の高さ、講義内容の質の濃さ、講師陣間の素晴らしいネットワークを目の当たりにし、感銘を受けました。
相続へ取り組む姿勢、惜しみない経験談と資料の提供、常に相手を思いやる優しさ・・・、この講義で受けた影響ははかりしれません。
また、今までそれほど感じなかった測量士という仕事に魅力を感じたり、普通には絶対聴くことが出来ないような公証人、弁護士、税理士、不動産鑑定士の諸先生方のあまりにも貴重なお話が続くので、講義中、時間が止まってくれないか、と思うこともあったほどです。こんな想いは初めてでした。
衝撃を受けたこともあります。仕事柄、公証人や弁護士と携わる機会も多いのですが、今回の講師陣のように、相手の立場に立って、作業を進める先生は、残念ながら周りにそう多くはありません。これまでの私の経験からすると(まだまだ浅いですが)、裁判外の遺産分割協議であれば、生前の寄与分など考慮の余地がありますが、弁護士に依頼すると、最初の段階から法的に進めざるを得ないケースが多かったように思います。
しかし、後半の弁護士の講師から、
「遺産分割は、法定相続分を切り刻んで決めるものではなく、亡くなった方の遺産をどなたが受取るべきか、遺産の自然な帰属先を考えれば、遺産分割でもめることはない」というお話がありました。これまでの私の思い込みが崩れた瞬間でした。
実際、提携している弁護士に争族になっている方を紹介した時の話で、「法定相続分での遺産分割にしかならない。」と弁護士から言われたとのこと、 「だとしたら、弁護士には頼まないで、自ら調停で戦う!精神的サポートだけお願いします。」と私のところに戻ってきたのです。相続は、関わる人間によって、その過程も結果も変わってくる、奥が深く非常に難しい、不安も募る、重い仕事なんですね。
相談員としての付加価値をいつも模索しながら仕事をしておりますが、根底にあるのは、野口先生の「譲る心と感謝の気持ち」だと思いました。
今回の講座で学ばせていただいたことと出会いに感謝し、自分の質を高めながら、人脈を広げていきたいと思います。 いつも悩んでばかりの相談員から、基本的なことを分かりやすく的確に伝えることが出来る、心のアドバイザーとなれるよう、そして争族にならない相続となっていただけるよう、尽力していきたいと思っております。
野口先生、そして諸先生方、貴重な時間をご提供いただき、本当にありがとうございました。
〇志村孝次氏(株式会社クレア)の感想です。
11月1日~4日と22日~25日8日間20講座合計41時間の相続に関する最新の知識の習得と「現場の声」を聴きながら勉強することができました。
20名の専門家の先生方が2時間密度の濃い話をしてくれて、およそ20万円の講習費は、「安かった」と、まず感じました。そして、29期、30期と期を追うごとに、その講義内容が進化していくのではないかと直感しました。
なぜなら、各先生方が実践、体験された貴重な話を織り交ぜながらお話してくれるからです。また、受講生だった方が講師になっていることも、この会の主旨が、「相続問題」に対して真摯に取り組んでいる証だと思いました。
そして、何より「相続アドバイザーとしての心構えの基本のお話」こそ、これからの不動産コンサルタントとして指針第一条になると実感しました。
SA卒業生としてこれから、できるだけ相続における実務と学習した知識や経験した知識をアウトプットする機会をつくっていければ思っております。
今後とも宜しくお願いします。
〇前田徹氏(弁護士)の感想です。
私がこの相続アドバイザー養成講座を受講するきっかけは,同僚の弁護士が既に相続アドバイザー養成講座を受講しており,その方から大変勉強になったという話を聞いたことでした。
私も日々の仕事の中で相続のご相談を受けることがあるのですが,相続には,法律的な問題もさることながら,税務や不動産取引の実務など様々な知識が要求され,そのうちのどれが欠けても依頼者の方にとって最良の解決にはならないのではないかと考えておりました。しかし,必要とされる知識の分野・範囲は広く,実践的・効率的かつ体系的に勉強する方法はないかを探していました。そのときに,同僚の弁護士から相続アドバイザー養成講座の話を聞き,是非とも受講してみようと思いました。
実際に受講してみると,期待を上回るほどの充実した講義内容でした。弁護士である私にとっては,税務や不動産取引の実務の講義は知らない知識が多く勉強になるのはもちろんのこと,弁護士の方が講師をされる講義も,講師の方々が相続の分野でトップクラスの知識・経験をお持ちの方々で,改めて勉強させられることが多かったです。
また,私もセミナーの講師などをやらせていただく機会があるのですが,今回20名の講師の方々の講義のやり方を見せていただき,今後自分が講師をやる際の参考にさせていただこうと思うことも多く,その意味でも大変勉強になりました。
8日間の講義や懇親会を通して,様々な分野の方と知り合うことができました。最終講義が終わったあと,何人かの方々と,今後は定期的に集まり,勉強会や懇親会をやっていこうという話になりました。このような出会いのきっかけを作っていただけたということからも,今回の相続アドバイザー養成講座は大変有意義であったと実感しております。
今後も研鑽を積み,相続問題で悩む多くの方に,少しでもお役に立てるよう貢献できればと思います。
最後に,講師の先生方,運営の方,また同期の受講生の方々,どうもありがとうございました。
〇中田隆之氏(土地家屋調査士)の感想です。
私は5年前の第14期で初めて受講し、今回で2度目の受講となります。再度初心を思い出すと共に今の知識レベルの確認をしようと思ったからです。
講師陣も何名か変わり、テキストも刷新されており、2回目とはいえ新たな発見のある講座でした。何よりも相続現場の第一線で仕事されている講師陣の具体例が生々しく、臨場感にあふれとても刺激を受けました。人間関係や家族の歴史を背景にする相続現場では法律論や税金論よりも人情論、感情論の方が大切です。これは本には書けないし生の講義でなければ絶対聞けない内容だと思います。
後から気付いたのですが、前回14期を受講し、今回の講座はその倍数の28期と言うことでこれまた奇遇でした。次回は42期を受講しようと考えています。
第27期相続アドバイザー養成講座(10月14日(月)終了)の感想。
〇清原愛氏(清原登記測量事務所・行政書士)の感想です。
北九州市から参加しました清原と申します。先日2013年9月20日からの4日間と10月11日からの4日間、計8日間の「短期集中特別講座in大阪」を受講しました。随分前から何度も問い合わせ、大阪開催の告示と同時に申し込み、受講の日をとても楽しみにしていました。受講してよかったと心から思います。
私は自身の婚約者の死をきっかけに色々な方と会って苦悩をお聞きする機会が増え、「死の支度」について考えるようになりました。死に際し人の役に立てる仕事がしたい、ならば相続についてもしっかりした知識を身につけたいという思いから受講を決めました。
20講座はどれも興味深く、貴重な時間ばかりでした。受講するにつけ痛感したのは、知識の尊さと人脈の重要性です。講師の先生方は熱い思いと共に、実践での経験と知識を惜しみなくご教授下さいます。テクニカルな内容だけに終始することはなく、いかに心のケアを行うかということに主眼が置かれているのが印象的でした。
それらの講座を通し、相続に関わる者として「知らないという事の無責任さ」を感じました。「知っている、何かこういうことがあったはず、聞いたことがある」これが大事だと思います。それに気付けば受講したテキストを見直し、似た内容を探し出し、さらに勉強することができます。このきっかけが20講座の中に溢れるほどありました。
また相続は奥深くすべてを一人で網羅し完結することは絶対に無理だと思います。自分のわからないことを任せる専門家を知っているかどうかで結果が大きく変わるのです。この講座で出会った方々をはじめ、たくさんの人と協力し合える体制作りが重要性を感じました。高名な講師の先生方も気さくに話して下さり、講座を通して得た志高くすばらしい方たちとの出会いは一生の財産になると思います。
この講座で得たことを基礎に、今後は貪欲に知識を増やし、出会いを大切に、精一杯人格を磨いていきたいと思います。このような機会を与えて下さった講師の先生方、相続アドバイザー協議会の関係者の方々、受講生の皆様に感謝すると共に、さらなるご発展をお祈りいたします。
〇青山博秋氏(青山地建㈱)の感想です。
私がこの相続アドバイザー養成講座に出会ったのは、今後の社会情勢に対応できる準備として、経営者としてのマーケティング的判断や戦略もありました。しかしこれらの理由だけでは、「果たしてここまでハマっていただろうか?」こう自問自答すれば即座に「それだけではありえない!!」と返答してしまう自分がいます。やはりなんと言っても大きかったのは、講師の方達それぞれの情熱、そして哲学・想いの深さに胸打たれたからです。
そこで直近の相続知識検定3級講座を早速受講した次第です。
そして昨年初めての大阪SA養成講座を受講、今回2回目の受講を臨んだ訳です。
ところが軽く復習のはずが、まるで初めて講義を聞くような感触に、あらためて学び続ける大切さと、すぐに消え去る自らの記憶知識の薄弱さを思い知りました。確かに毎講毎に進化し続けているとはお聞きしているものの、あまりに忘れていることの多さに愕然とし、相続に携わる者としてこのような不甲斐ないアドバイザーでは、臨む前から既にクライアントを裏切っていると痛切に恥じ入っております。今後もできる限り定期的に受講したいと考えています。
最後になりますが私は仕事柄、すでに様々な相続模様を遭遇体験してきました。しかしながら今までは、あくまで自らの利益追求を第一義に考えての対応に終始していました。
もちろんアドバイスできる知識もありませんでした。しかし今後は、知識や情報の提供にとどまらず、できることなら生き方や幸せを提案できるアドバイザーとして存在したいし、そのような会社でありたいと強く願っています。