7月27日(日)第37期相続アドバイザー養成講座が終了しました。
受講された方々の声です。
〇佐久間久恵氏(土地家屋調査士)の感想です。
2016.7.27(水)で第37期相続アドバイザーの養成講座が終了いたしました。
受講のきっかけは、友人と食事をしていた時「相続で大変な思いをしてたけど、人の紹介でとてもよくしてくれた人がいて解決出来て助かったよ。」と話しを聞き相続の勉強をしてみようかな?と考えました。
数日間ネットでいろいろ検索し、受講したのがこの養成講座でした。
初日は、ここ大丈夫かな?と不安な気持ちでいっぱいでした。
ところが、第一回目の野口先生の講義を聞かせて頂き、授業の最後のほうで「振り子の原理」「相続人の幸せを守って差し上げるのが相続の実務家」「感謝の気持ちと譲る心の大切さ」が耳に入ってきた時、友人の言葉を思い出してとても感動したのを今でもはっきりと覚えています。
その後、第二回、第三回と講義を受けていくなかで、どの講師の方々も「~させていただく」「~差し上げる」と、一つ一つの丁寧な言葉遣いと、お客様に対しての心構えがすばらしく自分に足りないものを気づかせて頂きました。
私は昨年末に開業させて頂きましたが、家の事情でばたばたし勤務している時の気持ちとは違い自分の中で開業したことの不安や心配で日々を送っていました。
でもこの講座を受けて自分のことばかりに気をとられていたことに、とても深く反省しました。
あの気持ちのままでお客様に接していたら、相手の気持ちに気づく配慮が出来なかったと思いまます。
また今後、「難しい案件が来た時、相談させていただけますか?」と質問させていただくと「直接、どの講師に連絡してもいいですよ」と教えてくださいました。
安心出来る先生方に、安心してお客様をご紹介出来ることは、心強くいられるので有難いと思いました。
今後は寺子屋などに参加させていただき、勉強だけではなく人としても成長させていただきたいです。
皆様のお力をお借りしながら、お客様に貢献していけるよう努力してまります。
講師の方々を始めとし、SA37期生の方々、寺子屋でお会い出来る方々とのご縁を大切にしていきたいと考えておりますので、今後とも宜しくお願いいたします。
〇小林直子氏(税理士)の感想です。
税理士事務所に勤務後、今年の1月に独立開業をしました。
相続税の申告や相続のご相談には数多く携わってきましたが、自身が手掛けた相続税の申告が終わる度、相続人の方々に対するアドバイスは果たして最善のものであったか、と自問自答する日々でした。自分なりに色々調べ、考え抜いて、その時その時に最善であると判断した結果のアドバイスをしてきましたが、自分の専門知識には税法と言うバイアス(納税額を安くするとか、とりあえず納税資金を捻出するとか)がかかっていて、もっと多角的に判断できればもっと良いアドバイスが出来たのでは。そう思いつつも日々の忙しさに追われ、その疑問に蓋をして過ごしておりました。
ところが独立開業したことを契機に、税理士と言う観点だけでなく多角的にアドバイスができるようになりたいと、より一層強く思うようになりました。そんな折、知り合いの税理士さんから、相続税アドバイザーの本講座を紹介して頂きました。「きっと良い出会いがあり、多くを学べるから」と。
受講するにあたっての私の一番の目的は、「良い出会い」はさておき、自分の専門知識以外の知識を学ぶことでした。行政書士、不動産鑑定士、弁護士、司法書士といった所謂「士業」の方々の知識を広く学ぶことで、より広い視野の下にアドバイスができるようになると単純に考えていたのです。
ところが、講座を何回か受けるに従って、そのような知識の吸収よりも、講師の方々が、とても難しい相談事例を試行錯誤しながら体当たりで解決していった粘り強い体験談を聞く方が楽しくなっていきました。
また、本講座の講師は、いわゆる士業の方ばかりでなく、色々な専門家の方々とネットワークを作って相続全般のアドバイスをする「相続コーディネーター」のような方が多くいらっしゃいました。その方々のお話がとても面白いのです。 相談できる知り合いを多く作りなさいというアドバイスも体験に基づいているのでとても重みがありました。
本講座では、どの講師の方も「ネットワークの大切さ」をお話されていました。37期も色々な職業の方々が受講されていました。遅ればせながら、皆様ともっと色々お話しておけば良かったと思いました。本講座は終わりましたが、これから「良い出会い」を求めて寺子屋をのぞいてみようと思います。37期の皆様、また集まって沢山お話しましょう。
〇野島勇一氏((有)商業不動産経営サポート)の感想です
【1】 受講のきっかけ
不動産業者として、日々、お客様に対して、不動産コンサルティングを通じた不動産売買仲介を行っているなかで、お客様から相続に関する質問や投げかけに対して、きちんと対応が出来ていないという問題意識を常に持っていました。また、自分自身も末期がんの母の在宅介護や父の死で相続を体験し、相続とは何か、相続の申告など断片的にしか分からないことがあり、誰に相談したらよいか分からなかった経験から相続を体系的に学びたいという欲求が根底にありました。
そして、相続アドバイザー協議会の専務理事である中条先生より相続アドバイザー養成講座のご案内を受けて、体験講座を受講した上で、受講を決断しました。
【2】 受講を終えて
当初は、4月から7月の20回の長丁場で続けることが出来るか不安でしたが、毎回、新たな知識と真摯に相続実務に体当たりしている熱心な先生方の講義を聞くことが出来てとても新鮮でした。
また、どの先生もおっしゃった「ネットワークの大切さ」を肝に銘じて自分も頑張ってみたいと思いました。1人では、満足な相続業務を行えないですが、相続アドバイザー養成講座での先生方、同期の方との懇親によるネットワーク構築、相続寺子屋参加によるネットワーク構築と更なる勉強により相続スキルを磨くことを今後も続けたいと強く感じています。
当初、受講料20万円は高いかもしれないと思いましたが、20講座受講出来て、体系的に相続が学べて講師の先生方や同期の方と会えたので、結果的に優良投資で割安だと私は感じました。
【3】 今後の展望
高齢化社会が進展している中、ますます相続に関心が集まっています。ただ、何がクライアントにとって大事な相続対策なのかをもっと見極められる存在になっていきたいと考えています。特に大手不動産
会社、ハウスメーカー、信託銀行、信託銀行系不動産会社の相続ビジネスの横暴も最近は見受けられます。
私は、今後、相続アドバイザーとしてクライアントが満足していただけるような仕事をしていきたいと思います。相続アドバイザー養成講座での先生方、同期の方、寺子屋等でのSA講座OBの皆様とのネットワークも積極的に参加して構築して、自らの人間的な成長もしていく努力を重ねながら頑張っていきます。
最後に、本講座を通じて知り合った講師の先生方、37期の同期の皆様、本当にありがとうございました。
そして、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
○加藤貴紀氏(弁護士)の感想です。
1.受講のきっかけ
私は,平成27年の12月から弁護士業を開始しており,相続アドバイザー養成講座を受講し始めた当時,経験数ヶ月の新米弁護士でした。そんな私が養成講座を受講するに至ったきっかけは,先輩弁護士の勧めでした。
弁護士は,依頼者の方に法的な観点からのアドバイスや,手続きを行う上でのサポートを行う役割を担っております。その中でも相続という分野は,税法,不動産,信託,保険等様々な知識が必要とされ,生半可な知識では依頼者の方に最善の選択を提案することができないとても難しい分野です。「中途半端な気持ちで相続分野に足を踏み入れてはいけない」という先輩弁護士の言葉は,まさにこのことを意味しているのだと思います。
そんな相続分野において,必要な周辺知識を網羅することができる講座があるということで,受講経験のある先輩弁護士の勧めを受けて相続アドバイザー養成講座を受講するに至りました。
2.養成講座の内容
相続アドバイザー養成講座の全20回の講座は,毎回異なる分野をテーマに設定されています。私は,相続分野を扱う上で,民法以外のどのような周辺知識をどのように学べば良いのか迷っていたのですが,講座を終了した今,養成講座で設定された講座内容は,相続分野を扱う上では必要不可欠なものばかりだったと痛感しています。養成講座受講のメリットの一つとしては,どのようなことを学べば良いのか気づきを与えてもらえることにもあると思います。
また,講義を行ってくださった先生方は,経験豊富なその道のプロというべき人たちばかりで,自らの実務経験に裏付けされた,本には載っていないようなまさに生きた知恵を教えて下さいました。実務をこなさなければ気づかないようなことを伝えていただき,ここからも多くの気づきを頂きました。
受講料は20万円と決して安くはない額ですが,講座内容は質量共に申し分は無く,修了した今ではむしろお手頃価格とも思えます。
3.養成講座を修了して
養成講座受講中,講師の先生方は口をそろえてネットワーク作りの大切さをおっしゃっておられました。上述のとおり,相続分野は多くの周辺知識を必要とする分野でそれを一人でこなすことには限界があると思います。
その点,相続アドバイザー養成講座には士業,不動産業,ライフプランナー等様々な業種の方が受講されており,また事務局の方が積極的に懇親会をひらいてくださるなど,繋がりを作るお手伝いをしてくださるので,将来のパートナーを探すことも困難なことではありません。
まだまだ学ぶべきことがたくさんある未熟者ですが,相続アドバイザー養成講座を受けて進むべき方向性を見つけられたことを痛感しおります。養成講座で得た知識を更にブラッシュアップし,近い将来37期の方と案件をこなせるようになることを目標に頑張ってまいりたいと思います。