第35期SA養成講座を終えた受講生の声

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10月18日(日)第35期相続アドバイザー養成講座が終了しました。
受講された方々の声です。

 

〇櫛田 実氏(税理士)の感想です。

【1】 受講のきっかけ
勤務税理士として従事していたころから今日まで相続税申告に何度か携わってきましたが、お客様から「相続税ってこんなにかかるんだ…。」というお言葉を何度も耳にしてきました。その度に「相続が起こってからできることなんてないのだから、生前に何か出来ることがあったのでは。」と思っておりました。
そんな中で当協議会のことを知り、ぜひ受講したいと強く思いました。周りに受講している方が見当たりませんでしたので、知り合いに受講している方(※)を紹介していただき、居住している千葉県から栃木県まで直接お伺いして実際の感想をお聞かせいただきましたが、その際にお聞きした協議会の理念や活動に感銘を受け受講を決意しました。

 

【2】 受講してみて
全20講座×2時間=40時間を土日短期集中で約1か月での受講でしたので、決して楽ではありませんでしたが、目新しい知識もあれば私にとりまして良い復習の場になったものもあり、飽きることなく楽しく学ばせて頂きました。今までは「自分の守備範囲は税計算のみ」という考えがあったりしましたが、講義を受けるうちに「もっと自分にも出来ることがあるんだ」と痛切に感じました。
また当協議会は「ネットワーク」の大切さを強調されていますが、私が受講した最大の目的は「志を同じくする仲間を作ること」でした。最初のうちはおっかなびっくりでしたが講座や懇親会を経て周りの方々と話したり食事をしたりするようになり、すぐに打ち解けるようになりました。相続に関する知識だけでなくネットワークを作る場まで与えて頂き、今後相続に力を入れていきたいと常々考えてきた私にとってはなによりの財産となりました。

 

【3】 今後に向けて
相続に関する関心は高まっているとはいえ、様々な情報が飛び交っている昨今、何が正しい情報かの判断が難しくなっているように思います。それだけに相続アドバイザーとして、また私に関しては税理士として出来ることやすべきことが必ずあると信じております。講座を通して得た知識やネットワークを活用して「正しい相続」を広められるように今後も精進していきたいと思っております。

 

最後に講座を通じて知り合った講師の先生方や同期の方々、本当にありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いいたします。

 

〇内藤弘幸氏(司法書士)の感想です。

第35期相続アドバイザー養成講座の全20講座を受講しました。
私の場合、相続発生前の遺言書作成などのご相談を受けることもありますが、相続発生後の最終局面である登記手続きからの関与がほとんどでした。
相続案件に関わるうえで、相続税、贈与税等に関する税務の知識も当然必要となり、本を読んで勉強をしていましたが、しっかり専門家の講義を聴き、体系的な知識を身につけたいと思い続けていたところ、今回の講座の案内がタイミングよく郵送されてきました。

 

講座の案内を読んだところ、相続税の計算、小規模宅地の特例・・・まさに専門家から講義を受けたいと考えていたテーマもあれば、不動産取引、事業承継・・・今まで相続案件を処理していた中では、間接的に関連しても直接的には関わらなくて問題のなかった分野も多く、受講料も高いな、というのが正直な感想でした。受講するか迷いましたが、20講座のうち、いくつかでも満足できればと考え受講することを決めました。

 

最初の講義から、「平等は必ずしも公平ではない」「受け継がれる財産の生い立ちを考える」「心のコンサルティング」「資格と人格」・・・目から鱗が落ち、衝撃的な感動の連続でした。
相続に関連する様々な分野について講義が続き、講師の方々から専門的な知識、具体的な対応・ノウハウをお聴きでき、大変勉強になりました。
最終日に、相続アドバイザーとして「できること、できないこと、注意すべきこと」について講義を受けたときには、過去に処理した事件のことが頭に浮かび、ひやっとした瞬間もあり、気が引き締まりました。
また、講師の方々が一貫してお話しされていたのが、仲間とのネットワークの必要性、重要性でした。講師の方々には、積極的に受講生同士、受講生と講師の方々が親しく交流できる場を設けていただき、我々35期のネットワークも構築されつつあります。さらにその延長として、卒業生同士の勉強会も盛んに行われ、そちらにも参加できる機会があることは、この養成講座の素晴らしい特長だと思います。

 

全講座を受講し終わっての感想は、「受講して本当に良かった」と心底思っています。相続に関わる事案を幅広く取り上げ、専門的な知識、具体的な対応・ノウハウを熱心に講義していただき、全てが大変有意義な内容でした。
これからは、本講座で学んだことを心に留め、相続一つ一つの個性を見誤って「争続」にならないよう、本質を見抜ける力を身につけ、相談者に適格なアドバイス、対応が出来るよう、常に勉強して知識を得、人間性を磨いていきたいと思います。そのためにも、同じ方向を向いて学んだ同期の仲間、熱心で魅力的な人間味ある講師の方々と知り合えたことが、この講座を受講して得た大きな財産です。
最後に、講座を支えていただいたスタッフの皆さま、有難うございました。心からお礼申し上げます。

 

〇伴 行恵氏(オフィスBAN)の感想です。

相続アドバイザー養成講座を無事終了することができ、感謝の気持ちで一杯です。
私達35期受講生を支えていただきました、講師陣の皆様、協議会役員やスタッフの皆様方、この場をお借りいたしまして 御礼申し上げます。
また、35期同期の皆さま方とも知り合えたご縁。これも大切にしていきたいと思っています。

 

不動産売買を中心とした実務をして参りました私は今までの経験と女性という立場をもっと活かせることはと考えていたところ、相続アドバイザー的な役割を兼ね備えることは、不動産業実務者の応用編として必要でありこれからの社会のお役に立てるのに最適なのではないかと思ったのが相続を学ぶきっかけになります。
シニア事業に携わったり、ファイナンシャルプランナーの資格に挑戦する中
この養成講座の存在はかれこれ3年前から気にしておりました。そういった中
一般社団法人日本相続学会に参加しているのですが、そのリレーセミナーやその後の分科会において本協議会副理事長の野口賢次先生にお目にかかる機会に恵まれました。
この時の衝撃が、私の相続に対する想いの礎になったと今は思っています。
セミナー講師でらした先生が 『感謝の気持ちと譲る心の大切さ』の意義を話されたのですが、この言葉を聞いた時の自分自身の未熟さに対する恥ずかしい気持ち。
分科会においては弁護士の先生やら税理士の先生方が争ってる事例を挙げている時に「自分の案件は兄弟喧嘩ばかりなので、争っている事例はない」と
おっしゃった野口先生に感動すら覚えた記憶。
一気に相続アドバイザー養成講座への興味が強くなったのは過言ではありません。
今回やっと受講のタイミングが訪れ、満を持して参加することが出来ました。

 

講座の印象についてですが、HP等でもしっかり書かれている「アドバイザーとして倫理や心の相続を講座に取り入れているのが本講座の最大の特長です。」
まさにその通りの講座でした。
どの講師の先生方もその理念を強く意識しながら貴重な知識や経験、そして知恵と勇気と苦労と想いを惜しみなく伝え、同志を育てようとしている、そのような意志を強く感じた40時間でした。
朝9時半から17時10分の長丁場の日は流石に疲れを覚えた時も正直ありました。
でも終わってみての今の印象は、長いようで短かった40時間。濃くて濃くて濃い40時間という想いのみです。
あとは、この習得した理念と知識を世の中に還元できる機会に恵まれれば本望です。

 

養成講座受講のもう一つ醍醐味は、同期だけでなく、いろいろなメンバーが受講後も繋がり、切磋琢磨していく環境があることです。
専門家同士の繋がりが大切であると教えられることからか
同期同志はもちろんのこと、地区ごと、女性の会と大変活発のようです。
私たち35期同志ももちろんFacebookやラインやメールで繋がり連絡を取り合うグループが生まれました。
人との繋がりは宝物です。奢ることなく精進していける環境に感謝したいと思います。

 

講座を受けらからといっても相続アドバイザーではありません。
これからが、活かすも殺すも自分次第です。
大海原に小舟で漕ぎ出した気分ですが、
協議会の理念を宝物としてお役にたてるような相続アドバイザーを目指し船出いたします。

 

受講生の声が届き次第順次掲載致します。